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魔法の言葉!?

女にとって年齢を意識する最初のポイントといえば、やはり30歳。アラサー女子が集まれば、「お肌の曲がり角が」「徹夜がしんどくて」なんて会話で盛り上がったりしますよね。でもね、30の坂なんてまだまだ可愛いもの。三十路ゾーンの次に待ち受けているのは、そう、40歳の壁! じゃあ40代って具体的に何がどう変わるの? 怖いけれども知っておきたいというオトナ女子にお勧めしたいのが、『だって40なんだも~ん!』です。
つい最近、厚生労働省による最新の調査結果で、女性の第一子出産時の平均年齢が30.1歳と初めて30オーバーになったことはご存知でしょうか。
晩婚、晩産、加えて高齢化が進む昨今は、どうやら20・30代なんてまだまだお嬢ちゃんレベル。人生80年とすれば40歳だっていまだ折り返し地点。「女子」と「オバサン」の本当の分岐点は、もしかすると「30」ではなく「40」まで引き上げられているのかもしれません。
……だからって『だって40代なんだも~ん!』なんていうゆる~いタイトルはありなわけ!? と思わず突っ込んでしまいそうですが、この開き直ったスタンスこそが本書の売り。40代の著者コンビによるこちらのコミック&エッセイ、キーワードは「共感」と「開き直り」です。
一般的なコミックエッセイといえば、マンガがメインで+αで解説というものがほとんどですが、この本はあくまでコミック&エッセイ。本書は「マンガ:40代女性の本音コメント=50:50」というバランスで、40代あるあるネタをマンガと体験談の双方からアプローチしています。
例えば、
「白髪がどんどん生えてくる」
「ほうれい線がくっきりしてきた」
「お尻と太ももの境界線がなくなった」
といった“加齢”なる変身体験談がほのぼのタッチのマンガで綴られた後に、「私もそう」「私もこんなことがあって~」といった世の一般女性たちの共感コメント(というか、ぼやき?)が次々と炸裂。
“美魔女”を目指すことができるのは、時間とお金と余裕があるごく一部の人だけ。
老眼も白髪も重力に負けていくボディも、努力を放棄しているわけじゃないけど、正直もう半分諦めている。
じゃあいっそのこと「だって40代なんだも~ん!」と開き直って今の自分を笑っちゃおう!
といった感じで、本書を貫いているのは「あるある!」「わかる!」といった楽しくもちょっぴり哀しい、けれどもすこぶるポジティブな「共感」パワー。
「下半身が痩せる」「ほうれい線が消える」などの実用的なアンチエイジングテクニックは一切盛り込まれていませんが、その代わり「アイタタタな状況は変わらないけど、私だけじゃないと思えばまいっか♪」と心強い気持ちになれることは確実。
つまりこの本は、40代女性の心の処方箋的役割を果たしてくれるのです。
アラフォーの坂が視野に入っているど真ん中世代はもちろん、「40代なんてまだまだ先の話だしー」なんて余裕をかましている20・30代女性も、予習の意味で読んで損なしの一冊です。(小鳥居ゆき)
『だって40なんだも~ん! 加齢なる40代女子のコミック&エッセイ 』
ほしばあやこ&はーさん 主婦の友社 1050円

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